介護士に深く関わってくる介護保険法とは

介護保険法は高齢化が進む日本社会で、誰もが充実した介護を受けることができるように制定された法律です。
介護保険法は世の中の状況や国の財源の変化などによって改正されることもあり、介護の現場で働く介護士に与える影響は特に大きいと言えます。

介護保険法の在り方と介護士との関係を見ていきましょう。
介護保険法上で厚生労働大臣が審議会の意見を参考にして定めた介護サービスへの対価として介護報酬があります。
これは介護施設の利益となり、それば介護士の給与として反映されるため、介護保険法は介護士の収入に直接関わってくる法律といえます。
そして介護報酬は3年に1度見直しがされることになっているので、介護職は一般的な職業に比べて収入の変化が起こりやすい職業といえるでしょう。
そのため、介護士として働く人は介護保険法の改正、特に介護報酬に関する事柄に対しては注目しておく必要があります。

介護保険法は収入面だけではなく、様々な面で介護士に影響をもたらします。
例えば、人手不足が介護業界の大きな課題ですが、介護士の離職理由は収入面だけではありません。
給与に不満はなくても、夜勤の連続で体力的に仕事を続けていくのが難しいと感じる人もいます。
そのような場合でも介護保険法が改正され、介護士の待遇が改善されれば、介護の現場で働こうと思う人も増えてくるでしょう。
そうなれば一人の介護士に負担が集中してしまうこともなくなるのです。

このように介護保険法は様々な面で介護業界に影響する法律といえるでしょう。